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いちょう祭り 大幅変更して実施  史跡巡り 歩く催しに

文化

掲載号:2020年8月6日号

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昨年の様子。例年甲州街道は多くの人出であふれる
昨年の様子。例年甲州街道は多くの人出であふれる

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、多くの祭りが中止になる中、11月に「いちょう祭り」が実施される。これまであった内容を大幅に変更し、日本遺産の史跡を歩いて巡るイベントとして行う。

三密を徹底回避

 7月27日に実行委員会が方向性を決定した。いちょう祭りは例年11月、甲州街道をメインに開催される。今回は従来のステージ、式典、模擬店など人が集中する内容はすべて行わず、クラシックカーパレードも開催しない。密を避けるために開催日を設定せず「いちょうが街道を彩る11月初旬から葉が落ちるまで」とする。一方、新型コロナウイルスの感染拡大防止の啓発運動は実施する。

 今回のテーマは「オンライン+いちょう並木を歩く」。純粋にいちょう並木を楽しむとともに、このほど「高尾山」が日本遺産に認定されたことから、それにちなんだ史跡を巡ることも含める。

 従来の祭りのように「集まる」ではなく「分散する」形への転換だ。実行委員会の富樫康明専務理事は「紅葉を迎えれば、それを見ようとイベントをしなくても人が集まり、密が発生します。史跡も含めて楽しんでもらうことで人が分散するはず」と話す。

 「歩く」を楽しんでもらうため追分町交差点から高尾山までの日本遺産を盛り込んだウォーキングマップを配布する。「いちょう紅葉情報の発信」「いちょう並木フォトコンテスト」などオンラインを中心とした内容も用意する。例年人気企画のスタンプラリーについては今回は関所を設けない。その代わりにスマートフォンとの連動を模索している。

例外 過去にも

 40年以上続くこれまでのいちょう祭りの歴史では「歩く」イベントは初めてではない。富樫さんは「いちょう祭りの原点は『歩くお祭り』でした」と往時を振り返る。42年前、第1回の準備で歩き、昭和天皇が体調不良に陥っていた昭和63年(1988)も自粛して「歩く祭り」に変更したという。「お店がなくてもいちょう並木は綺麗です。そういった姿を見たことのない人も多いと思いますので、ぜひ金色の紅葉を楽しんでほしい」と冨樫さんは前向きだ。

 祭りの内容の詳細は10月頃に発表される予定。

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