神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
八王子版 公開:2016年2月11日 エリアトップへ

スマホ どう使えば? 都 独自のルール策定

教育

公開:2016年2月11日

  • LINE
  • hatena

 東京都教育委員会では、昨年11月に児童・生徒のインターネット利用に関する施策「SNS東京ルール」を策定した。今年度中に都内公立各校で具体的なルールを定めるように求めている。そんな中、八王子市立中学校PTA連合会(後藤貴弓会長)は1月21日、スマートフォンなどの使い方について中学生と保護者が意見を交わす場所を作った。

 SNS東京ルールとは「1日の利用時間と終了時刻を決める」など5項目の行動指針を示したもの。都教委が14年に発表したアンケート結果によると、小学生でもほとんどの児童がSNSを利用可能な状態にあり、携帯電話やスマートフォン(スマホ)によるトラブルの経験があったのは小学生で4・4パーセント、中学生で14・9パーセント、高校生で12・9パーセントとなっている。SNSがいじめや犯罪の温床になっている恐れがあることから策定したという。都教委によると、終了時刻まで踏み込んでいる都道府県は少なく、知る限りでは岡山県だけという。都の公立学校では原則今年度中に児童・生徒同士が話し合って各校独自ルールを策定する。また4月からは家庭でのルール作りを推進していくという。

市内で中学生と保護者の討論会

 こういった流れを受け、市PTA連合会では、スマホの使い方について中学生と保護者が討論する「第1回中学生ミーティング」を市教育センターで行った。NPO法人青少年メディア研究会の下田太一代表を進行役として招き、市内の8校約20人の生徒が保護者側と討論した。学校関係者など約100人が傍聴した。

 最初のうちはあまり意見を言わなかった中学生も、議論が白熱してくると一斉に手を挙げて発言を求めるなど熱を帯びた展開になった。遅い時刻までスマホを使うことについて、保護者側からは生徒の健康面を心配する声や親と子の立場の違いなどの意見が挙がった。一方で中学生側からは「料金を払うのが親だとしても『ルールを守れ』という本人が夜遅くまで使っているのは納得がいかない」などの反論があった。

 下田さんは「便利に使うためのスマホなのに、いつの間にかスマホに使われていないか。使う目的や基準となる考え方を持たないと自覚がないままズルズルと使ってしまう恐れがある」と話した。後藤会長は「子どもの目を見て話をするのが一番。このミーティングが各学校でのルール作りの参考になれば」と話した。

八王子版のトップニュース最新6

八王子の新本社が始動

オリンパス株式会社

八王子の新本社が始動

世界的企業の拠点に

4月25日

利用実態を解明へ

2月終了桑都ペイ

利用実態を解明へ

中央大が市と共同研究

4月25日

「八学」が準優勝

⾼校男子バスケ大会

「八学」が準優勝

全国16校がしのぎ削る

4月18日

「ごみ少ない街」で連覇

八王子市

「ごみ少ない街」で連覇

リサイクル率は2位継続

4月18日

ハチオウジゾウ 故郷へ

ハチオウジゾウ 故郷へ

化石 発見者が市に寄贈

4月11日

スノボ全日本で優勝

難波空良さん

スノボ全日本で優勝

手術乗り越え 来季プロに 

4月11日

あっとほーむデスク

  • 4月18日0:00更新

  • 12月14日0:00更新

  • 11月23日0:00更新

八王子版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月27日号

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook