奉仕団体東京八王子西ロータリークラブ(RC)の元会長、三浦眞一さん(69・(株)三成堂会長)が2021-22年度、同クラブが所属する国際ロータリー第2750地区の「ガバナー」に就任することが内定した。八王子にある5RCからのガバナー輩出は、94-95年度の矢野洋四朗さん(八王子RC)、07-08年、14-15年度の坂本俊雄さん(八王子南RC)に続き3人目。西RCにおいては50年以上の歴史の中で初となる。
八王子から3人目99クラブまとめる
ガバナーはその地区のトップ、統括者のこと。資料には「RI(国際ロータリー)理事会の一般的な監督の下に職務を行うRI役員」とある。三浦さんは同地区99クラブをまとめることになる(昨年末時点でおよそ4800人在籍)。内定を受け三浦さんは「緊張感が違います」としつつも、「体力勝負だと思っています。自分から積極的に動いていきたい」と意気込みを語った。
昨年9月上旬、西RCの歴代会長が集まる委員会で「そろそろうちのクラブからガバナーを出してはどうか」との話が出た。推薦の条件には、地区役員やガバナー補佐の経験が必要で、それらの条件を満たした人物で、年齢的なことも踏まえ三浦さんの名前が挙げられた。そして11月、同地区の委員会の中で三浦さんが「ガバナーノミニーデジグネート」に選ばれた。三浦さんは来年度「ガバナーノミニー」、再来年度は「ガバナーエレクト」として活動し、21-22年度「ガバナー」となる。
熱く語る人
RC関係者はガバナーについて「就任はとても名誉なこと。RCのルールに精通し、地区の役職を重ねるなどしていなければならない」と説明する。三浦さんについては「宴会の席でも『ロータリーとは』と熱く語る方。『わからないことは三浦さんに』と、とても頼りになる存在です」と話した。
同地区は八王子5クラブが所属する多摩南グループをはじめ、東京都心の「銀座・日本橋」や「山の手東・山の手西」など合計9グループからなる。グアム、サイパンなど海外のクラブも一部対象となっている。
「見識広まる」
三浦さんの生家は江戸時代から続く燃料問屋で、父親の代から書店を経営するようになった。三浦さんはRCに入会し30年目。会に属し、奉仕を続けることについて「様々な職業に従事する人がおり、自分の見識を広められる」と話す。
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