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多摩モノレールが20周年 地域、学生の足として貢献

社会

掲載号:2018年11月15日号

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 地域住民のほか、八王子市内大学に通う学生の足ともなってきた多摩モノレールが27日(火)、開業20周年を迎える。八王子と立川、多摩市などを結び、沿線周辺の発展に貢献するなど、地域にとって欠かせない存在となっている。

 1998年11月27日――。JRや私鉄各線などが多摩地域を東西に結ぶ一方で、希薄だった南北をつなぐ公共交通機関として、多摩都市モノレール株式会社(立川市)が立川市内などで運行を開始。翌99年度から、「松が谷」、「大塚・帝京大学」、「中央大学・明星大学」の市内3駅を含む、現在運行する上北台―多摩センター間を走るように。

 初年度1万895人だった市内3駅の1日平均乗降人員は、17年度には4万4727人と4倍強に増加。地域住民はもとより、中央や帝京大学などに通う学生の”足”としての役割を果たし、沿線周辺の開発などにも貢献してきた。

 「大塚・帝京大学」駅近くでカフェを運営する井上勲さんは「モノレール経由で多くのお客さんが来てくれている。学割があるので学生にも利用しやすいようだ。うちのアルバイトのなかでもモノレールを利用して来る子もいる」と笑顔。

 中央大学の担当者は「多くの学生が利用している。モノレールが開通し、学生らは富士山など高架から素晴らしい景色を眺めながら通学できるようになった」と話している。

ステップアップの機会に

 「20周年を節目にステップアップしていきたいと考えております」。同モノレール株式会社の醍醐勇司社長がこう話すように、同社はこれまでの20年間を、地域に根付くための期間だったとし、この節目をきっかけに地域に愛されるブランドづくりを進めていきたい、とする。

 その柱となるのが利便性の向上だ。「お客様から頂いた声に応えていきたい」と、駅舎やトイレの改修のほか、運行ダイヤの改正などを実施していく予定だという。

 またこれまで以上に、沿線各市や企業、団体が開くイベントへ参加し、より沿線地域の活性化に貢献していきたいとも。「20年間では経営が行き詰まる時もあった。その時、八王子市などから支援して頂いた恩もあります」と醍醐社長。

 期待の声が挙がる南大沢などへの延伸には「都の方針に従っていく」とし、「安全な乗り物ということを第一に、今後も喜んでもらえる交通機関でありたい」と話している。

27日から記念イベント

 同社では27日から周年記念イベントを随時開催していく計画だ。

 同日から来年4月30日(火)まで特別ラッピング列車を運行させるほか、12月には、同社の人気企画「ワイン列車」を運行させるなどの予定がある。「眺めが良いモノレールの特徴を生かしたイベントを開いていきたいと考えております」と醍醐社長。

 催しなどについては同社総務部【電話】042・526・7810へ。

「地域との連携を深めたい」と話す醍醐社長
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