神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
八王子版 公開:2022年1月27日 エリアトップへ

2000人超え 過去最多に 自宅療養者の支援急務

社会

公開:2022年1月27日

  • LINE
  • hatena
20日に開催されたWEBセミナーの様子
20日に開催されたWEBセミナーの様子

 新型コロナウイルスの感染拡大により、八王子市内自宅療養者数が1月23日、2000人を超え過去最多となった。一方で市は20日、地域医療体制支援拠点の再開や、市内医療機関に自宅療養者の健康観察の協力を呼び掛けるセミナーを実施した。

 八王子市によると、市内の新規感染者数は1月19日に407人となり、昨夏最多となった1日の感染者数(257人)を超えた。また、自宅療養者数は、23日現在、2339人。昨夏の最多約1700人を大きく上回っている。

 市担当者は「(19日現在)病床率はまだ逼迫してはいないが、感染者が増えているため当然入院が必要な患者も増えてきている。冬は一般救急も多いため、バランスを見ながら病床数の調整を注視しなければならい」と話す。

保健所の業務逼迫

 20日、八王子市とコロナ受け入れ医療機関は市内医療機関に向けて「第3回COVID-19対策WEBセミナーin八王子」を実施した。セミナーでは、オミクロン株の症状の傾向、治療の効果など基本事項の共有、八王子市や東京都の事業について話し合われた。

 市保健所の渡邉洋子所長は、市内の感染状況について「クラスター対応などにより、コロナ陽生判定を受けた自宅療養者に対し、保健所から(国から示される)翌日まで連絡はできていない。すべての方に連絡をするは難しい状況に近づいている」と訴えた。

 東京都では、保健所の業務負担を減らそうと、自宅療養者の健康観察をする医療機関に対し、協力金を支払う事業を今月から開始した。市内で同事業に登録する医療機関は18カ所。セミナーでは、この事業の説明も行われた。

 八王子市医師会の鳥羽正浩さんは「診療体制が整っていない場合は、電話相談でも対応してもらいたい。自宅療養者の重症化を捉えることが必要だ」と呼びかけた。

医療支援拠点を再開

 また、市は同日、地域医療体制支援拠点を再開した。市職員や災害医療コーディネーターなどで構成。受け入れ病床の有無などを市内全体で共有した入院調整のほか、発熱外来などの受診調整を行なっていくという。

八王子版のトップニュース最新6

富士森公園からスタート

都ロードレース大会

富士森公園からスタート

12月3日 約140人が疾走

11月23日

進む「スマートシティ」

南大沢エリア

進む「スマートシティ」

先端技術 イベントで紹介

11月23日

認知度拡大に手応え

桑都テラス1周年

認知度拡大に手応え

1日平均700人が来所 

11月16日

地元愛 ステージに結集

地元愛 ステージに結集

フェス「八王子魂」が大盛況

11月16日

帝京OB6人が凱旋

ラグビーW杯

帝京OB6人が凱旋

「次の主役は」 学生ら鼓舞

11月9日

八王子に本社移転

オリンパス株式会社

八王子に本社移転

来年4月 事業機能を集約

11月9日

あっとほーむデスク

  • 11月23日0:00更新

  • 11月2日0:00更新

  • 10月26日0:00更新

八王子版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

八王子版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2023年11月23日号

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook