神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
八王子版 公開:2022年9月29日 エリアトップへ

防災ボランティア団体主催 ジオラマで水害教室 危険を可視化 10月に教室

社会

公開:2022年9月29日

  • X
  • LINE
  • hatena
調布市のジオラマと谷岡さん
調布市のジオラマと谷岡さん

 豪雨時の避難行動に役立てようと、段ボール製の地形のジオラマを活用した水害教室が10月16日、八王子クリエイトホールで開かれる。「地形から危険箇所を確認し、災害を自分事として捉えてほしい」と呼びかける。

 主催はNPO法人防災・災害ボランティアかわせみ(石川町)。調布市や世田谷区で、段ボールのジオラマを使った水害教室を開いている。八王子市内での開催は初となる。

 このジオラマは、等高線に沿って切り抜かれたパーツを組み立て、地形を再現する。一般社団法人防災ジオラマ推進ネットワークが提供し、全国小中学校の防災教育などで活用されている。主催する同法人の代表理事・谷岡康さんは「八王子は起伏がある地域。自分の住む場所では何が危険なのか、地形から知ることが重要」と、ジオラマを使う狙いを話す。

 河川工学博士の谷岡さんは、国土交通省、東京都による都市型水害対策検討委員会に関わるなど、都市型水害対策の専門家でもある。「都市のほとんどは水害に弱い低平地で、堤防があるからといって安全ではない。洪水は必ず起こる」と警鐘を鳴らす。特に、豪雨や河川の水位上昇により雨水の排水ができない「内水氾濫」に注意が必要という。谷岡さんは「洪水の前に内水氾濫が起こる。50センチの浸水で子どもや高齢者、車いすの人は避難が困難になる」と指摘する。

 今回の水害教室では、1万2500分の1の縮尺で八王子市全体のジオラマを参加者と組み立てる。市のハザードマップを投影し、立体と平面の両側面から危険箇所を確認する。谷岡さんは「組み立てる作業を楽しみながら、災害を自分事として学んでもらえれば」と思いを込める。

 会場は八王子クリエイトホール(東町)で午後2時から4時まで。対象は小学高学年から高校生と保護者。詳細は同法人のウェブサイト。

あなたの街の植木屋さん ハロー・ガーデン

土日祝OK!見積り・出張費0円!1本からでも対応します!

<PR>

八王子版のトップニュース最新6

集いの場完成へ地鎮祭

八王子駅南口

集いの場完成へ地鎮祭

2年後の供用を目指し

10月10日

窓口DXの拠点誕生

窓口DXの拠点誕生

学童跡地に「デジスポ長房」

10月10日

両区で7氏が立候補へ

衆院選八王子

両区で7氏が立候補へ

東京都第21区・24区情勢

10月3日

能登の災害ごみ 受け入れ

能登の災害ごみ 受け入れ

多摩地域で八王子が初

10月3日

不要品を戸別回収

ジモティースポット八王子

不要品を戸別回収

一部地域で実証事業開始

9月26日

女子チームも設立

はちきたSC

女子チームも設立

都3部リーグ 初戦快勝

9月26日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月30日0:00更新

  • 4月18日0:00更新

  • 12月14日0:00更新

八王子版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年10月11日号

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook