来賓と共に登壇した足利理事長（中央）
八王子市近隣で保育園や障害者・高齢者施設を営む社会福祉法人多摩養育園が11月11日、13会場で一斉に、福祉まつりを行った。会場の１つとなった八木公園（八木町）にはスリランカ大使や石森市長などが来賓として特設ステージに登壇。八王子キャラ総選挙で優勝した「たまりん」と「ひかるん」の顔はめパネルや焼き菓子販売などのブースが並んだ。
「社会福祉法人は地域と共にあるべき」との考えから、近隣住民と施設との相互理解を深めようと15年前にスタートした「福祉まつり」。法人スタッフ以外のメンバーからなる実行委員会を結成し、地域の催しとして育ててきた。コロナ下のリモート開催などを経て、今回は各施設を会場として13拠点それぞれで同時開催し、合計で１９２２人が来場した。
各会場で募った赤い羽根共同募金は、１日で合計８万７５２４円に。また、同園後援会が出店したヨーヨー店の収益金は10万４１００円となった。これらを合算し、八王子市、府中市、小金井市、あきる野市の社会福祉協議会へ寄付した。
同園の足利正哲理事長は「戦後から地域と共に歩んできた。今後も安全に開催できるよう努めたい」と話した。
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