館町にある八王子市立看護専門学校(藤倉四郎校長)で11月3日、4月に入学した1年生が「看護の道」へ進む決意を新たにする戴帽式が行われた。
同校の戴帽式は、一人前の看護師になるために努力することや、先輩たちが築き上げてきた「人間を尊重する看護の心」を引き継ぐことを、手にしたろうそくの灯火を通して宣誓する式典。クリミア戦争の際に、ろうそくの灯りを手に患者を巡回したナイチンゲールに由来する。
在校生や家族、来賓の石森孝志市長らが見守る中、1年生39人は教職員から女性はナースキャップ、男性は校章のバッジを授かった。またナイチンゲール像から採火したろうそくを手に、看護の心構えをうたった「ナイチンゲール誓詞」を唱和した。
藤倉校長は「これから始まる医療現場での実習では厳しい経験をすることもあると思うが、今日感じたことを思い出して正面から向き合い、理想の看護師を目指してほしい」とエールを送った。
式典後、1年生の古屋光進さん(21)は「語学力を生かして、国籍に関係なく病気やけがで困っている人を助けたい」、戸谷命さん(19)は「患者さんに寄り添って細やかな気遣いができる看護師を目指す」と、それぞれの目標を語った。
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