神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
八王子版 公開:2023年11月30日 エリアトップへ

U-16プロコン 最高賞は小学生

教育

公開:2023年11月30日

  • X
  • LINE
  • hatena
表彰を受ける伊藤さん。「全国大会3位」の実績もある。右上の画像は伊藤さんがつくったアプリの説明
表彰を受ける伊藤さん。「全国大会3位」の実績もある。右上の画像は伊藤さんがつくったアプリの説明

 小中学生がプログラミング技術を競う「第3回U-16プログラミングコンテスト八王子大会」の本選が11月19日、明神町の東京たま末来メッセで行われた。小学生の部となるU-13部門は由井第三小学校4年生の河地智陽さん、中学生の部となるU-16部門はいずみの森義務教育学校5年生の伊藤修一さんが最高賞に選ばれた。伊藤さんは小学生ながら中学生を差し置いてもっとも高い評価を得た。

小中366作品集まる

 このプロコン(プログラミングコンテスト)は市内の小中、義務教育学校に在籍している児童生徒を対象としたもので、2021年に始まった。今回は、U-13はスクラッチを使った作品、一方U-16は小学生も応募可能で開発環境に制限は設けず募集。8月20日から9月30日まで応募をかけ、これまでで最も多い366作品が集まった。

 当日はその中から選ばれた、U-13部門10人、U-16部門12人の入選者がそれぞれ作品を紹介しデモンストレーションの審査を受けた。教育、IT関係者ら5人の審査員が評価し市長賞(最優秀賞)、教育長賞(優秀賞)などを選出した。なお副賞はサーフェスやアイパッドなど。

行きたい所へジャンプ

 U-13で市長賞の河地さんの作品は、クイズに正解すると「行きたい場所にすぐジャンプして行ける」というゲーム。クイズは日本や八王子の歴史とした。

 プログラミング歴は2年ほどで父親も一緒に本や動画で学んでいるそう。ふだんから「真夏にかき氷のプールで泳ぎたい」「学校までターザンロープで通いたい」など現実には不可能であるだろうことをゲームに落とし込み楽しんでいるという。将来は「メダカの新種の開発か、ゲームソフトを開発したい」

フードロス減らす

 U-16の伊藤さんの作品はパーティや食事会の際、集まるメンバー全員が「1食で食べられる量」と「持ち寄る食べ物の種類や量」を共有できるアプリ。これにより食べ物が残らなくなり、社会課題となっているフードロスを減らすことにつながるとする。

 伊藤さんは幼稚園児のとき、ポケモンのゲームを好きになったことから、その後、プログラミングに興味を持つようになったそう。小学1年生のころから教室に通いはじめ、今も毎日1時間は必ずその時間を設けている。今回の作品は過去に親戚が集まった際、食べ物がたくさん余ってしまったことがきっかけで着想し1年がかりで仕上げた。「次はユニティで3Dゲームを作りたい」と話し将来の夢はプログラマーという。

デジタル都市に

 このコンテストは同実行委員会が主催し、「八王子を日本一のデジタル先進都市へ」をスローガンに掲げる一般社団法人八王子U16デジタル教育支援協議会が支援した。大会の結果や動画は公式ホームページにある。

初出場での市長賞を喜ぶ河地さん
初出場での市長賞を喜ぶ河地さん
保護者らが見守った発表の様子
保護者らが見守った発表の様子

あなたの街の植木屋さん ハロー・ガーデン

土日祝OK!見積り・出張費0円!1本からでも対応します!

<PR>

八王子版のローカルニュース最新6

エサやり体験

エサやり体験

25日 生きもの展示室

5月20日

落語で向上 環境意識

落語で向上 環境意識

25日に長池公園自然館で

5月17日

「福祉」を身近に

「福祉」を身近に

18日に市街地でイベント

5月16日

寄贈パインで異文化理解

八王子・台湾友好交流協会

寄贈パインで異文化理解

中学給食に特別メニュー

5月16日

色とりどり バラ開花

色とりどり バラ開花

鑓水の八王子日本閣

5月16日

第21回に436人参加

八王子まちゼミ

第21回に436人参加

5月16日

あっとほーむデスク

  • 4月18日0:00更新

  • 12月14日0:00更新

  • 11月23日0:00更新

八王子版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

八王子版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月20日号

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook