現場を再現する（左から）加藤さん、鈴木さん
還付金詐欺を未然に防いだとして市内在住の加藤京子さん（57）と鈴木幸子さん（62）、現場となったローソン八王子長沼町店に３月26日、南大沢警察署から感謝状が贈られた。
同店店員の鈴木さんは２月某日、携帯電話で大声で「還付金」などと話しながらＡＴＭ前に立つ高齢男性を発見。違和感から「大丈夫ですか？」と声をかけるも、男性は通話中のためか「大丈夫です」と取り合わず。後ろに並んでいた加藤さんが「もしかして詐欺ではないですか？」と改めて男性に話しかけると、受話器を手放し、還付金詐欺を未然に防いだ。
加藤さんは「通気を出して声をかけてよかった。店員さんではない私が第一声を出すことが大事だと実感した」と振り返る。
鈴木さんは「（詐欺を）防止できてよかった。大丈夫ですか？しか声掛けできなかったので、次があったらもっと踏み込んで声をかけたい」と話した。
南大沢署管内では昨年１年間で66件、１億１９６０万円の特殊詐欺被害が報告されている。
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