コロナで半減も
明神町の「東海通信器材株式会社」が、八王子市にフェイスシールド400枚とマスク9000枚を寄付した。6月12日、市役所にて感謝状贈呈式が行われた。
同社は通信インフラ関連のメーカーに電子部品を納入する商社。新型コロナによる自粛要請が行われた4月、納品先である大手メーカーが一斉に休業状態になったため、売り上げが前年比で半減した。
そこで、需要ある商品を売ろうと同月末よりフェイスシールドの販売を始めた。中国産で欧州、米国を含む計5つの海外規格を取得している製品を選定。専務取締役の加島佑一さんによると、日本で販売するフェイスシールドにこのような規格の取得は国から義務づけられていないため、納入先から珍しがられることもあったという。主に役所、学校、スーパー、老人ホームなどに納めた。
市職員へ
フェイスシールドの販売により同社の売り上げは回復したため、それを還元する目的で寄付に至った。マスクはフェイスシールドの販売元から購入した。加島さんは「マスクはすでに足りているのでは」と思ったが、市からはそれでも助かると返事を受けたという。寄付品は福祉部の現場職員等に配布されるそう。
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