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東海大相模高校野球部45年ぶり2回目の夏の甲子園優勝を、主将として牽引した 長倉 蓮さん 東海大相模高校 3年

公開:2015年9月17日

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執念で仲間と掴んだ日本一

 ○…味方のグローブにボールがおさまった瞬間、「このために頑張ってきたんだ」と感極まった。嫌われ役になっても、主将として「厳しいことを言い合えるチーム」を心がけた。「一人では無理だった。副主将の千野(啓二郎選手)が支えてくれた」と仲間への感謝も忘れない。「部員全員が『日本一』を目指す気持ちを持ち続け、”有終の美”で終われたのが幸せ」と充足したコメントの一方で、「これで高校野球が終わると思うと、寂しい気持ちもある」と素直な感情も吐露する。

 〇…甲子園で一番印象に残るのは「準々決勝の花咲徳栄戦」。1点ビハインドで迎えた8回裏、1死2塁で打席が回り、相手のボークでランナーは3塁に。「ここで気持ちが楽になった」。門馬敬治監督に学んだ「執念」の一振りで犠牲フライを放ち同点とし、チームを救った。決勝戦の後、閉会式で手にした深紅の優勝旗は「全国の高校球児が目指す物。思いが詰まっていた。重量も重かった」とはにかむ。

 〇…幼い頃から父とキャッチボール。小学1年の時、地元茅ヶ崎市のチームに入った。「高校野球」を見すえて硬式球に慣れるため、中学(鶴嶺中)時代に藤沢市の強豪クラブ「湘南ボーイズ」の門を叩き、そこで中学日本一に輝く。東海大相模高に進むと、当初から「レベルが高い中でも先頭に立ち皆をひっぱる。そして目立つ」ことを心掛けた。

 〇…小田急相模原の寿司屋で、県大会前に恒例の決起集会。仲間がふざけて店の壁を破損。「異例のことが多く、個性が強い代」の逸話の一つだ。「でもスイッチが入った時の集中力ははかり知れないものがあった」と述懐。卒業後は東海大学に進学予定。「今は自分より力は上」と認める同世代のライバルたちに「負けたくない。大学4年間をどう過ごすかが肝心。努力して追い越す」。そして目指すは「プロか社会人」だ。「野球で生活ができるようになって、両親に恩返ししたい」。更なる飛躍が期待される。

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