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「第31回かながわ音楽コンクール」ユースピアノ部門で神奈川新聞社社長賞を受賞した 古海 行子(ふるみ やすこ)さん 相南在住 17歳

公開:2015年6月11日

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自然体のまま世界へ

 ○…4月に行われた「第31回かながわ音楽コンクール」ユースピアノ部門本選。800人が参加した予選、準本選を経て、大舞台に立てたのはわずか43人。その中で準大賞にあたる「神奈川新聞社社長賞」に輝いた。同コンクールには小学4年から出場を続けているが、昨年初めて、本選出場を逃した。「だからこそ、今年は気持ちを引き締めて臨むことができた。準大賞を受賞できて素直に嬉しい」と白い歯がこぼれる。

 ○…生まれも育ちも相模原市南区。東林小、東林中を経て現在は県立海老名高校に通っている。ピアノを本格的に始めたのは小学1年生。週1日、個人レッスンを受けていた。「毎年オリジナル曲を作って、発表しないといけないのが大変でした」と苦笑い。当初は楽しく弾くことが目的だったが、コンクールに出場していくうちに負けず嫌いな気持ちに火がついた。「入賞できないと悔しくて。遊びたい思いを自分で押さえて、気付けば練習に励んでいました」と笑う。

 ○…「休みの日にピアノ以外することが無い」のが目下の悩み。そのなかでの癒しは、ペットの陸ガメと遊ぶこと。高校も普通科のため、友人らと音楽の話をすることはほとんどなく、「今回の賞を取ったことも、知らない人の方が多いかも」。最近の話題は受験生ということもあり、進路のことが大半。自身は「演奏し続けるために」昭和音大を志望している。

 ○…現在は10月にポーランドのワルシャワで開かれる「ショパン国際ピアノコンクール」に向け、準備の真っ最中。演奏した映像による審査と、現地で行われた予選を通過した。世界各国から有望な若手ピアニストが集まる中でも、「緊張をあまり感じなかった」と振り返る。ファイナルに進むための全課題曲は延べ2時間半以上。「覚えるべきことが多すぎてパニックです」。そう言いながらも笑顔。世界に羽ばたくその日を心待ちにしている。

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