寒川町商工会会長に就任した 島村 繁さん 岡田在住 66歳
職務全うし町に恩返しを
○…「熱い想いを持ち続けたまま、役割を貫徹したいと思います」。柔和な表情を浮かべつつも、言葉の中に強い決意をにじませる。商工業者からなる『寒川商工会』のトップとして、今後3年間舵取りを行う。
○…会長職を引き受けるにあたって一つ心に決めたこと、それは「商工会を町医者のような存在にすること」。身体の事を相談できる町医者のように、会社経営に対して支援を、また経営者が進んで相談したくなるような、より信頼できる商工会へ。「商工会職員が仕事に真剣に取り組むことは、イコール地域を発展させること。内部充実と職員の資質の向上に力を入れていきたい」と話す。
○…茅ヶ崎生まれの茅ヶ崎育ち。30歳のとき、脱サラし『丸繁茶園』を立ち上げると同時に、寒川に居を構えた。起業はずっと意識していたと言う。何の会社を立ち上げるかと考えたとき、思い浮かんだのは中学生の頃に飲んだお茶の味。「静岡の親戚筋のお寺で飲んだとき、丁寧に入れられたお茶はこんなに美味しいのか、と感動しました」。多くの人の支援を受けながら、寒川のお茶屋さんとして親しまれ、現在はこれまでのノウハウを活かした営業関連の総合コンサルタントサービスを提供する『(株)グランドライン―マルシゲ』へと発展を遂げた。片腕として経営を支える長男をはじめ、「妻や娘たちも店を手伝ってくれています。家族がいなければ今はない。本当に助けられていると思います」と笑う。
○…大の酒好き。美味しく酒を飲むため、ウォーキングなどで身体づくりに余念がないほどだ。「酒の席も多くなるだろうし、飲みすぎないよう自制する強い心が必要だね」と苦笑する。健康で職務を全うすることが、今は第一優先事項だ。「起業からずっと商工会にお世話になってきたぶん、これからは恩返し」。昨年創立50周年を迎え、今年から新たなスタート。熱意を胸に秘め、一歩踏み出す。
|
<PR>
|
|
|
|
|
|