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寒川版 公開:2016年6月24日 エリアトップへ

庭師として日本庭園を世界に普及させる活動に尽力する 霧島 宏海さん(本名 星宏海) 小動在住 39歳

公開:2016年6月24日

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日本の心を発信したい

 ○…宮山の庭匠霧島で代表取締役社長を務める。父親から『親方』の座を引き継いで5年。自らの技術や感性を磨き、研鑽を重ねる一方、業界の底上げを目指して若手育成にも尽力。日本庭園のみならず、洋風・坪庭、外構工事など幅広く活動している。

 ○…そんな中、フェイスブックで発信していた日本庭園に『イタリア』が反応した。折からの盆栽ブームに沸く同国からの反響が多く、昨年、同地でワークショップを開くことに。「参加されたのは盆栽で飯を食うプロばかり。『わびさび』を言葉で表現できるレベルの方たちでした。嬉しかったですね。日本庭園を世界に広めるチャンスだと思いました」。その後は講演会を開くなど活動範囲が広がり、今年、フランスのテレビ番組が寒川に取材に訪れた。

 ○…欧州を中心に多くの日本庭園が造られているが、「日本的なマテリアル(鳥居、灯篭など)が意味なく並べてあるだけの庭が多い。でも、ちゃんと説明すると欧州の人たちは理解を示してくれる。本物の日本庭園が普及できる下地はあります」。毎日の生活に日本の心を取り入れる。華道を習得するなど、休日の過ごし方にも日本文化が満載だ。ある禅寺で3ヵ月泊まり込みで仕事をしたことが契機になった。「清掃、座禅、読経、参拝、そして仕事へという毎日で、余計なことを考えず自分自身や仕事にとことん向き合うことができた」と話し、その後の技術向上につながったという。

 ○…庭師としてはまだまだ若手の部類。ブログやSNSで発信する内容は、自身の技術などの情報が惜しげもなく公開され、この世界に興味をもつ若者からのアクセスも増えてきたという。「庭師という仕事をもっと多くの人に理解してもらいたい。世界に日本の心を発信したい」。ミラノ郊外にある園芸に関わるプロを養成する学校の特別講師に就任するなど、海外を行き来する活動が続きそうだ。家族は妻と2人暮らし。

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