八王子版 掲載号:2017年11月30日号
  • googleplus
  • LINE

アーバン 自然薯を特産品に 「高尾山の賑わい」を市内にも

経済

栽培する石川さん。地中には間もなく収穫を迎える自然薯が植わっている
栽培する石川さん。地中には間もなく収穫を迎える自然薯が植わっている
栽培に力

 新たな八王子の特産品として地元産の「自然薯」が根を張りつつある。外食業(株)アーバン(千人町)では、高尾山の賑わいを少しでも市内に還元することを目的に、八王子産の自然薯栽培に力を入れている。

 「年間300万人が訪れると言われる高尾山だが、市街地への経済効果にはつながっていない」と同社の佐藤久牧会長。そこで、高尾山の名物であるとろろそばに目をつけ、3年前から地元農家に依頼して自然薯作りに乗り出した。とろろは粘りのあるイモを摩り下ろしたものので、その中でも自然薯は流通量も少なく貴重。八王子産の自然薯を使うことで、差別化を図ることが狙いだ。

「食べられる店」オープン

 同社では、普及のためのアンテナショップとして今年6月に開業したイーアス高尾の中にそば店「高尾の桜」をオープンさせた。かば焼きにしたものなど、自然薯メニューが豊富にそろう。自然薯は健康志向の高まりから需要が増し入手しづらく、地元産だけで賄えてはいないが「地元産の自然薯が食べられるのはここだけ」という。自然薯を提供することで確実に農家に需要を生み出すことができ、また、自然薯を広く知ってもらうための出店だ。「自然薯は香りも粘りも格別。そばに入れる以外にも使い道は豊富だし、そのものでもお土産になる」と佐藤会長。

 高月町にある石川稔さんの農園では、今年から自然薯を育て始め、収穫が間近に迫っている。「植えつけは大変だったが、その後は収穫まで手間がかからない」と話す。元々、山に自生しているものなので、肥料を与えるとかえって生育が悪くなるという。佐藤会長は「農家の高齢化や兼業農家でも導入しやすいという利点もある」と話す。

和菓子などにも

 「高尾の桜」の店長を兼任する同社の渡辺徹部長は「色々な店を出しているが、この店は常連さんになってくれる率が高い」と手応えを感じている。「市のシンボルである高尾山のイメージにもマッチした八王子らしい食材。昔から和菓子の材料にも使われていた。洋菓子にも利用できる。加工業者や販売店など、様々な事業者が参加できるのも利点」と話す。

 生産者・店・加工業など、幅広い業者が参加できることから、今後の「特産品」化へ大きな可能性を秘めている。

渡辺部長
渡辺部長
佐藤会長
佐藤会長

八王子版のローカルニュース最新6件

八王子の「すごい人」 一堂に

浴衣でサンバ

八王子若手和装会

浴衣でサンバ

7月12日号

4日間だけ食べられる

八王子産枝豆

4日間だけ食べられる

7月12日号

「お中元客」で盛況

八王子総合卸売センターなど

「お中元客」で盛況

7月12日号

「輪になって踊ろう」

21日(土)、恒例の夏祭り

八王子版の関連リンク

あっとほーむデスク

八王子版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

八王子の「すごい人」 一堂に

八王子の「すごい人」 一堂に

8月2日 どりぃむフェスタ

8月2日~8月2日

八王子版のイベント一覧へ

最近よく読まれている記事

バックナンバー最新号:2018年7月12日号

お問い合わせ

外部リンク