高尾山の間伐材を使って子どもたちにプレゼントを――。先月16日、都立工芸高校(文京区)の生徒たちが手作りした木製ベンチが館町の館ヶ丘保育園に寄贈された。
この事業はKDDI(株)が行う環境保全活動の一環で、園児らへの木育活動も兼ねたもの。自然保護活動を行う高尾グリーン倶楽部の支援のもと、同社社員の有志が2013年から年に3〜4回ほど高尾山の間伐作業を行っている。切られた木を生徒が加工し、社会福祉団体へ贈ったり、高尾山のハイキングコースに設置するなどしてきた。
今回はベンチとおままごとのキッチンを作った。贈呈式には同園の3歳から5歳の園児20人が参加。「大切に使います」とお礼を言ったあと、歌やハンドベルの演奏を披露した。同社CSR・環境推進室長の島光健太郎さんは「都心近隣の自然が残る人気スポットの高尾山で保全活動を行っている。『自然に親しめる』ということでやりがいを感じている社員も多い。園児たちはさっそく遊んでくれていた」と嬉しそうに話した。
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