昨年に続き、実行委員長を務める。初回から関わってきたイベント。愛着ある催しを任され、感謝の気持ちをもって引き受けた。「様々な団体の方と協力し合えるのはうれしいこと。特に若い人たちが参加してくれるのは喜ばしいね。昨年の催しでみんな、よく動いてくれたんですよ」
憩いの場を提供
犬目町にある寺院の住職。寺は地域に開かれた場であり、人が日常のなかで一度立ち止まれるところ、と考える。そのため、月に1回程度、法話やお茶飲みの会を開き、寺を”憩いの場”にしている。また、5年前には東町に、子どもから高齢者までが交流できるようにと「集会所」をつくり、その場で映画会やヨガ教室、無料塾などを開催してきた。「人と人がつながれる場所をつくりたかったんです。利用者は年々増えている。開設して良かったと思っています」
「崩していく」役割を
その考えは柔軟だ。”硬直化”している、人や場所などを「崩していく」役割ができれば、という。背景にあるのが、信仰する宗派の教え。「生かされているという自覚が人を軽やかに自由にする。苦しいのは自らにとらわれているから」
原点見直す催しに
今回のイベントを原点である「平和祈念」について改めて考える場にしたいのだという。困難な状況にいる人へ思いを向けられるようにと、今月起こった西日本豪雨災害の復旧活動に協力するボランティアへの支援金を会場で募ることを急遽決めた。「昨年から、経済的に困窮している人たちを支援するため、家庭などで不要となった食品を集めている団体にも参加してもらっているんです」。柔軟に――。2度目の実行委員長を全うするつもりだ。
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