―大切なことは
「末永く見守ってくれるところではないでしょうか。多死時代を迎え、様々な埋葬の仕方が増えていますが、管理がずさんなところも少なくないようです。なので、お墓を選ぶ時は20、30年後にどうなっているのかを見据えて決めて頂ければと思います」
みんなの理解必要
―「自分たちだけ」ではなく、家族にも理解してもらう必要があると
「そうですね。最近は、子どもたちに負担をかけたくないと『自分たちのお墓』を選びに中高年のご夫婦が当寺のお墓を訪れることも多いんですが、その時、お伝えするのが、『お子様たちにも納得してもらって下さい』ということです。子どもたちの気持ちを聞かずにお墓を決めてしまうと、いざその時になって、墓参りに来てもらえなくなってしまいますからね。その形態や場所などを家族みんなで話し合ってもらいたいと思います」
最後は「ご縁」
―そして最後は「ご縁」と考えられているそうですね
「はい。ある程度条件を満たしているのであれば、最後は『ご縁がある』と感じられるかどうかだと思います。形や数字に表れない雰囲気も大切にして頂ければと思うんですよ。”最後の家”となる場所です。その選択は慎重に、でも最後は直感で、と私からはお伝えさせて頂きます」
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