古い変圧器などで使用されている化学物質「PCB」について2022年3月までに処分しないと罰則が科せられる可能性がある。
この事実があまり知られていないことを受け、八王子商工会議所では7月26日に対策セミナーを行った。35社・個人14人が説明に耳を傾けた。
PCBは古い照明器具の安定器や変圧器、コンデンサに使われており、1968年に発生した健康被害をきっかけに製造中止・回収の指示が出ている。93年まで使用されていた可能性があり、セミナーでは見分け方について市役所資源循環部が解説。また、調査や処分する場合の助成金についての説明もあった。
高濃度PCBについては2022年3月末までが処分期間で(低濃度は27年)、放置すると3年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金が科せられる恐れがある。
市内で一般・産業廃棄物を扱う「(株)まごころ清掃社」が4年前から処理プロジェクトを立ち上げており、今回の発起人となった。同社顧問の佐藤育夫さんは「想定より大勢の人に聞いてもらえたが、潜在個数はもっと多いはず」と危惧する。
問い合わせは同部廃棄物対策課【電話】042・620・7458へ。
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