3月17日午前2時ごろ、中町の洋服店UTSURAで空き巣事件が起きた。ユーロード近くの通りに面した入口のガラス戸が割られていることを、近隣でスナックを営む女性が警察に通報した。犯人は扉とレジを鈍器で破ったとみられている。新型コロナによる外出自粛のため、人通りは少なかったという。
常連学生が協力
店で保管していた当座現金がすべて失われたため、店主の大野祐平さん=写真=は4年間続けていた店を閉めることも考えた。しかし、常連客の大学生2人がクラウドファンディングを提案した。3月23日から4月末の間に63人の協力を受けた。結果は目標額1千500万円の41%と達成はしなかったが、空き巣の知らせを聞いて何着も購入した客の助けもあり、閉店の危機を免れた。
今後は住まいが遠方の人や外出自粛中の人向けに、学生らの協力を受けて購入サイトを立ち上げる。「授業で習っているプログラミングの勉強にもなるから」と話す。大野さんは「防犯対策が甘かった」と反省しつつ、「ここまで支援してもらったら、やめるわけにはいかない。今の経営状況では厳しいが、学生たちにもいつか必ずお礼をしたい」と語った。
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