神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
八王子版 公開:2020年10月8日 エリアトップへ

みなみ野の新築 どんな家にする?

教育

公開:2020年10月8日

  • X
  • LINE
  • hatena
学生による発表の様子。手前にあるのは住宅の模型
学生による発表の様子。手前にあるのは住宅の模型


学生が設計提案

 日本工学院八王子専門学校(片倉町)の学生が、みなみ野に分譲中の住宅について設計を提案した。9月30日、生徒115人が授業の中でそれぞれの案を発表した。

単位空間理解めざす

 「LDKからシンボルツリーが見えるよう、設計に丸みを持たせた」「大きな窓を設置しながらもプライベートを保てるよう工夫をした」。若者らしい柔軟なアイデアが飛び出した。

 この授業は、住宅地「八王子みなみ野シティ結びのまち」(全114区画)のクラブハウス周囲の1街区(5住戸)の住宅設計を提案するもの。あくまで提案で実際の施工はしない。対象は建築学科(4年制)、建築設計学科(2年制)の1年生。単位空間、単位寸法の理解を目的とする。

 8月から始まり、グループディスカッション、模型の作成、図面制作などを進めてきた。設計には面積、構造などの敷地条件が設定されており、その他に「シンボルツリーとは積極的に関係性を持つ」「クラブハウスとも関与する」など街区の特徴に沿った付帯条件も加えられた。

あり方変わった

 学校側は「コロナ禍で家のあり方が変わり、学生もそのことについて考えていると思う」と話す。発表では「家族の時間を大切にする」「あたたかみのある家にしたい」などの設計背景を語る学生も少なくなかった。担当教員は「今回はシンボルツリーや周囲との関わり、調和が一つのテーマでした。そのような関係性を考えることは街とのつながりへ発展していく。その点を学んでもらえたら」と述べた。

 今回の授業で発表された作品は学生、教員の投票で優秀作品が決まる。それらは今後、住宅地のクラブハウスで公開される予定。

 住宅地は今年3月、同校、八王子市、一般財団法人住宅生産振興財団、(株)ミサワホーム総合研究所と公民学4者により「街びらき」が行われた。8月には持続可能なまちづくりを推進するための協定が結ばれている。
 

みなみ野の住宅地「結びのまち」
みなみ野の住宅地「結びのまち」

八王子版のローカルニュース最新6

色は紫 香り漂う

色は紫 香り漂う

片倉城跡公園のフジ

4月25日

ビジネスネームを導入

京王バスグループ

ビジネスネームを導入

4月25日

SAKEフェス、初開催

SAKEフェス、初開催

5月11日 日本酒に特化

4月25日

子どもの幸せに役立てて

子どもの幸せに役立てて

青梅信用金庫が市に寄付

4月25日

100圓タンメン発売

100圓タンメン発売

天神町の「長浜家」が協力

4月25日

「卵子凍結」助成を継続

東京都

「卵子凍結」助成を継続

昨秋、開始 28年度までに

4月25日

あっとほーむデスク

  • 4月18日0:00更新

  • 12月14日0:00更新

  • 11月23日0:00更新

八王子版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook