市立第一小学校6年の小石龍之介君が1月に発表があった第22回ショパン国際ピアノコンクールinASIAにおいて、2つの部門で金賞を受賞した=トップ記事。
小石君がピアノを始めたのは3歳の時。父親の明さんによると保育園の課外教室にピアノのコースがあり、「興味を持つかどうか」と試しに申し込んだのがきっかけ。初めての発表会で一緒に始めた友だちが上手に弾くのを聴いて「負けず嫌いに火がついた」そう。
小学3年から市川高嶺氏に師事。平日1〜3時間、休日3〜4時間の練習を続けている。内容は特に「基本の繰り返し」を大切にしている。練習時間の3分の1は「反復」を徹底する。明さんは「同レベルの子に比べてたら練習時間は短い方だと思います」とし、本人は「長いと集中力がなくなりいい練習ができない」としている。
今回のコンクールの結果について明さんは「よく頑張ったと思います。が、この結果に満足せずこれからもどんどんチャレンジしてもらいたい。ずっとピアノが楽しめるレベルになってほしいと思っています」と話す。評価は「音楽性の表現」も問われるが、その点は「若い」小石君にとって不利な点部分がある。その点について明さんは「高校生ほど人生を経験していないので表現力は劣ると思う。ですので、ポーランドの風景写真を見せたり教会の鐘の音を聞かせたりしてイメージしやすいようトレーニングしました」と振り返る。
今後の目標については、同世代の多くのピアニストが目標とする全日本学生音楽コンクールにおいて「中学2年生で1位をとる」としている。そのために音楽性をさらに磨き、技術力の向上を掲げる。将来については「人を感動させるピアニストになりたい」と話す。
◆ショパン国際ピアノコンクールinASIA運営事務局の硬式YouTubeチャンネルにある小石君の演奏
コンチェルトAA部門(中学生以下)
加藤豊:子どものためのコンチェルト「ロマンティコ」
https://youtu.be/3EumuulXQhc
コンチェルトAB部門(高校生以下)
グレツキ:古典風ピアノ協奏曲
https://youtu.be/a5kFiaUsF8Q
八王子版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|