八王子中屋ボクシングジム(南町)所属のプロボクサー・佐々木尽選手が4月22日、後楽園ホールで行われたウエルター級8回戦でマーカス・スミスに5ラウンドTKOで勝利した。
試合中は佐々木選手らしく「打ってこい」と言わんばかりのポーズも披露し、観客を沸かせた。5ラウンド後半にラッシュが始まると、相手は防戦一方になり、それを見たレフェリーが試合を止めた。「破壊王」の異名を持つ佐々木選手の戦績はこれで13戦12勝(11KO)1敗となった。
佐々木選手は昨年10月にWBOアジア・パシフィック/日本スーパーライト級のタイトルマッチで日本1位(当時)の平岡アンディ選手に敗北。また、前日の計量失格で6カ月の資格停止処分を受けており、それが明けて初の試合だった。
佐々木選手は試合後、「前回は犯してはいけないミス(減量失敗)をしてしまった。一度はボクシングを辞めようかと思ったが、周囲の人々が支えてくれた」と感謝を表した。
「弾みがつく」
同ジムの中屋一生会長は「精神的に辛い状況を乗り越えてくれた。7月に予定している地元・八王子での大一番に向けて、大きく弾みをつけることができた」と今回の勝利を喜んだ。
7月9日にはエスフォルタアリーナ八王子で、佐々木選手がメインイベントを務める興行が予定されている。
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