プロバスケットボールクラブの運営を現場で学習し、集客を促進しよう--。都立八王子桑志高校(千人町)の生徒が今月、B3東京八王子ビートレインズ(廣瀬慶介HC=人物風土記で紹介)の本拠地・エスフォルタアリーナ八王子を訪問。練習風景を見学し、広報や会場演出などクラブの活動を授業の一環として学んだ=写真。
パナソニック教育財団の特別指定校として、今年度から2カ年で研究を進める同校がバスケをテーマの一つに設定。コロナで集客減に見舞われる地元クラブを応援しようと、高校生のプロジェクトとして始まった。
7月の校内説明会を経て、今月は14日と21日に1年生約220人が半分に分かれて参加。14日の見学を終え、「現場でいろんな人が関わっていることが分かった」と武俣温土(はると)さん(15)。島田結那さん(15)は「あまりスポーツ観戦をしたことはなかったが、生で見る楽しさを感じた」と感想を話した。神谷画歩副校長は「裏方がどれだけ頑張っているかを知るいい経験になったのでは。クラブのために自分たちに何ができるか、探究学習として今後につなげてほしい」と思いを込めた。
参加した生徒は、応援うちわの表面デザインを一人ずつ作成。10月23日のホーム戦に持参し、全員で観戦する。同校では年度内に委員会を立ち上げ、集客プロジェクトを本格始動する予定だ。
八王子版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|