八王子市は６月１日、定例記者会見を行った。おもな内容は以下の通り。
１００周年ネクタイ
来年の市制１００周年をＰＲするため、八王子繊維工業組合が企画・デザインしたネクタイが商品化される。１００周年のロゴ入り。色違いを含めて10種類を予定。７月から同組合１階直営店（八幡町）で販売予定。
89人が市内で就職
市内在住の若者に市内で就職してもらうため、昨年度から市が取り組んでいる中小企業の人材確保施策「はちおうじ若者奨励金」の１年間の成果を発表した。認定者は89人（男性40人・女性49人）で、市の想定していた予算額を上回る数に上った。なお、就職を機に市内に転入した人は29人だった。この制度は求人サイト「はちおうじ就職ナビ」に登録されている市内中小企業に就職した大学等卒業後３年以内の市内在住者に10万円を交付するもの。就職先は製造業（20人）、保育園（19人）、建築・土木・不動産業（17人）など。
12年で94社支援
市が２００４年から進めている企業立地支援制度の成果を発表した。この制度は事業所の新設などに対し、固定資産税・都市計画税・事務所税に相当する額を３年間奨励金としてキャッシュバックするもの。昨年度単年の実績は10事業者で雇用創出の見込みは１０６４人。12年間の累計では94事業者、４８２５人だった。
都知事に対して
記者から都知事の問題について質問があり石森孝志市長＝写真＝が対応した（一部抜粋・要約）。「都民からの信頼回復は難しいと思う。２年前の選挙では『多摩の発展なくして東京の発展はない』と言っていたのに、多摩地域に来ていない。本人がこういう状況では市としても都に要望を出しにくい」と感想を話した。
路面電車について
また、市中心部とニュータウン地域を結ぶ次世代型路面電車（ＬＲＴ）の検討状況については「モノレールの要望と並行して調査・研究していく。いつまでにとは言えない。今年度中に委員会を作る」と話した。
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