市内を走る販売車
勾配が急な坂道に囲まれた多摩ニュータウン地域に住む、日常の買物に不便を感じている高齢者などを支援しようと、京王電鉄（多摩市）が始めた移動販売車が５年目を迎えた。多摩市各所をまわり八王子市内では松が谷団地商店街やグリーンコープ鹿島、鹿島住宅を訪れ、肉や魚などの生鮮食品から惣菜、日用品など約６００品を販売している。「取り揃えが無くても、お客様の要望に合わせ、次の訪問時にはご希望の商品をお持ちする”御用聞き”スタイルでやってきました」と同社担当者。利用者のひとりは「その日の買物に利用している。便利で助かっている」と笑顔をみせる。
同社では今春、北野エリアにも販売車の運行を計画中だという。「地域性に合わせ、軽自動車タイプの運行を予定。販売場所を増やしていく計画です」
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