神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
八王子版 公開:2022年5月26日 エリアトップへ

アートで「平和の種」 東京富士美 被爆柿を植樹

文化

公開:2022年5月26日

  • X
  • LINE
  • hatena
参加者らによる植樹=いずれも同所提供
参加者らによる植樹=いずれも同所提供

 1945年、長崎で被爆した柿の木2世の苗木を植樹する「時の蘇生・柿の木プロジェクト」が5月14日、谷野町の東京富士美術館で行われた。

 現代美術家の宮島達男さんらが1996年に始めたもの。「被爆柿の木2世」の苗木の植樹と柿の木をテーマとしたアート活動を通じて、子どもに平和と命の大切さを伝えている。

戦争、忘れないで

 同館は「心に平和の種をまきたい」というプロジェクトの理念に共感し参加。当日は、植樹式や10年後に開封するタイムカプセルの埋蔵、作家と柿の木を描くワークショップなどを行った。

 タイムカプセルに入れるメッセージは事前に募集し、約300通が寄せられた。縦4メートル、横6メートルの紙に描いた「カキノキポスト」には、参加者が平和への思いをつづった木の葉が貼られ、柿の木が完成した。同館の笹金光夫さんは「子どもたちが土や人と触れ合い、楽しんでくれてうれしかった。原爆の悲惨さ、戦争の残酷さを忘れず、争いのない平和な世界を改めて望む機会になった」と心境を語った。同プロジェクトは世界26カ国、300カ所以上で行われている。八王子市内での実施は初めてとなる。

平和への思いが込められた柿の木
平和への思いが込められた柿の木

八王子版のローカルニュース最新6

色は紫 香り漂う

色は紫 香り漂う

片倉城跡公園のフジ

4月25日

ビジネスネームを導入

京王バスグループ

ビジネスネームを導入

4月25日

SAKEフェス、初開催

SAKEフェス、初開催

5月11日 日本酒に特化

4月25日

子どもの幸せに役立てて

子どもの幸せに役立てて

青梅信用金庫が市に寄付

4月25日

100圓タンメン発売

100圓タンメン発売

天神町の「長浜家」が協力

4月25日

「卵子凍結」助成を継続

東京都

「卵子凍結」助成を継続

昨秋、開始 28年度までに

4月25日

あっとほーむデスク

  • 4月18日0:00更新

  • 12月14日0:00更新

  • 11月23日0:00更新

八王子版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook