7月28日(土)交流試合 サッカー少年を招待 被災地・大船渡から2チーム
被災地のサッカー少年を招いての交流大会が来月28日(土)、麻溝公園競技場(南区下溝)で開催される。主催はNPO法人ヴィレッジ・スポーツ(松が枝町)。岩手県大船渡市から2チーム40人近くが招待され、相模原のチームと対決。また、サッカーの試合だけでなく、市内有名施設の見学やバーベキューなども予定しており、同法人では「夏休みの思い出になれば」と話している。
東日本大震災で大きな被害を受けた大船渡市では現在もなお、学校や公園に瓦礫が放置されており、子どもたちの遊び場は、めっきり少なくなってしまったそうだ。
「相模原のことを知ってもらえるし、違う県の子どもたちと試合をするのは、とても貴重な経験になる」。昨年、静岡から少年チームを招いて大会を開催した、KOZIMAサッカースクール(下溝)の小島光顕さんはそう話す。
同法人では今回、親交のある同スクールと協力し、「広いグラウンドで思いっきり楽しんでもらおう」と、被災地の子どもたちを招待しての大会を企画。夏休みに相模原市を訪れてもらい、天然芝のスタジアムで市内の少年チームと交流試合を行う運びとなった。
この被災地復興サッカートーナメント(ヴィレッジ・スポーツCUP)には大船渡市から2チーム(U-10対象)、相模原市から3チーム、そして特別招待として湘南ベルマーレのジュニアチームが参加。6チーム総当り戦で、午前9時に第1試合がキックオフ。合計15試合が行われる。
また、当日は元Jリーガーによるサイン会・実技指導、同法人所属でアテネ五輪銀メダリストの柔道家・泉浩(いずみひろし)副理事長(=写真)によるサイン会、大船渡の特産品などを集めた復興支援即売会も予定されている。
なお、同法人ではこのサッカー大会だけでなく、期間中、JAXA相模原キャンパスの見学、キャンプ座間でのバーベキューなど被災地キッズに様々な企画を用意(合計2泊3日)。泉副理事長は「子どもたちに希望を与えたい」と話している。被災地から招待されるのはFCサンアルタス大船渡、大船渡三陸FCシーガルで、各チーム父兄合わせて20人弱が来相することになっている。
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