「食を守る」「命を守る」
市民がつくる総合雑誌『季刊アゴラ』秋号(66号)がこのほど、アゴラさがみはら編集委員会から発行された。定価500円。
今回の特集は『食―命と心とTPP』。「食べ物は命の源」ということで、給食についての講演の模様やTPPに反対する養鶏農家へのインタビューなどを通して、「食を守る」「命を守る」ことについて問題提起している。
「特集では給食の改革で荒れた中学校の生徒たちの心身が大きく変化したという実践に基づく講演録(長野・元真田町教育長・大塚貢さん)、遺伝子組み換え食物について、食という切り口から山形県の農業者の人に聞いたTPPが日本にもたらすもの、などを取り上げています」と編集委員の山田広美さん。「給食改革の講演は心も体も”病気”的になりつつある現代人に希望がもてる内容です」
TPPについても大きく紙面を割いており、「TPPの話は、知れば知るほど怖さを感じます。TPPによって今の日本社会が壊されてしまうという、あまりマスコミでは伝えられていない、本質が語られています」。アメリカのNPO団体が語る「TPPは企業による人々に対するクーデターである」という内容の講演録の転載もしている。「アメリカ国民はTPPに反対している人たちが大多数なのだそうです。TPPの本質を知ったら、ほとんどの人がTPPに反対するだろうと言われています」
山田さんは今回TPPの取材をするなかで、「『日本の未来が危ない』と感じました。何とか止めたいと心底思っています」と話している。
全104ページ。市内各書店にて取り扱い。問い合わせは山田さん090・7908・6978へ。
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