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「日常じゃできないことばかり」 5月22日は”ガールスカウトの日”

公開:2014年5月22日

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谷口さんは県立中央農業高校畜産科学課(海老名市)の3年生。将来の夢は「動物看護士」という。ガールスカウトの発祥はイギリス。1905年に誕生し、20年に日本へ。戦争で一時中断され、22年に復活。その日が「5月22日」だったことから、「ガールスカウトの日」と設定された。彼女たちは挨拶をするときなど、写真のように右手の3本指を立てる。3本は「忠実」「奉仕」「従順」をあらわしている
谷口さんは県立中央農業高校畜産科学課(海老名市)の3年生。将来の夢は「動物看護士」という。ガールスカウトの発祥はイギリス。1905年に誕生し、20年に日本へ。戦争で一時中断され、22年に復活。その日が「5月22日」だったことから、「ガールスカウトの日」と設定された。彼女たちは挨拶をするときなど、写真のように右手の3本指を立てる。3本は「忠実」「奉仕」「従順」をあらわしている

 5月22日は、「ガールスカウトの日」。ガールスカウトは、「少女、若い女性の可能性を最大限に伸ばすこと」を目指し活動する世界規模の社会教育団体。さまざまな教育プログラムで、「自分で考え行動する」力を養っていく。現在、145か国で約1000万人が活動しており、日本では4万人以上が「団」と呼ばれる組織に所属。相模原市内では公益社団法人ガールスカウト神奈川県連盟第30団と60団が活動している。

 彼女たちのメインの活動は「集会」。月に2、3回、公民館などに集まり、リーダー(成人会員)のもと、ゲームや歌、料理、ハンドクラフトなどを楽しむ。その際常に「どうしたい?」と、リーダーらからの問いかけがある。何をするにも意思が確認される。「ただやるだけでなく、その前後の意識が大事」と60団の団委員長・一之瀬(いちのせ)佐代子(さよこ)さん=南区東林間=は話す。

考えたこと 行動に

 そして夏のキャンプは彼女たちにとって「1年の集大成」とも言えるイベントだ。2泊または3泊、準備段階から自分たちで計画し、当日は”重い”テントの設営も火おこしも、すべて自分たちで行う。「無から有を作り出す」(一之瀬さん)。調理の際に使うテーブルも竹とロープを使い、自分たちで作り上げる。

 中央区弥栄在住の谷口(たにぐち)舞(まい)さん(17)=写真=は、小学1年生のときにガールスカウト第60団に入団した。「普通の暮らしをしていたら、経験できないことが色々できる。自分の視野が広がる」と、その魅力を教えてくれた。進路選びにもガールスカウトの経験が生きた。中3のときに初めて参加した農業キャンプ。広大な農園で朝から夕方まで汗を流した。「作る側の気持ちがわかりました」。この2泊3日がきっかけで農業高校へ進学することを決意。ガールスカウトで学んだロープの結び方は、実習の授業でとても役立ったそうだ。

 「キャンプをやっても達成感だけでは終わらない。そこで『物を残さないことが大事』と学ぶんです」と一之瀬さんは話す。ガールスカウトの目的は、自立した女性の育成。入団して活動を続けていくと、考えたことをすぐ行動に移せるようになるそうだ。市内のガールスカウトに関する問い合わせは市立青少年学習センター(中央区矢部新町)【電話】042・751・0091へ。

夏のキャンプの様子(第30団提供)
夏のキャンプの様子(第30団提供)

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