アゴラ「自信」の秋号
総合雑誌『季刊アゴラ秋号』(70号)がこのほどアゴラさがみはら編集委員会より発売された。「今回は自信作」という編集委員の山田広美さんに、内容について詳しく聞いてみた=10月16日取材。
――全体を通して
今号は、今ブームになっていること、地元の問題、社会的な問題、そして特集に戦争体験と、バランスも内容も良い自信のもてる一冊になったと思っています。
――白蓮(びゃくれん)の記事について
旧相模湖町に白蓮の墓があることは聞いていました。今回は読者の方に紹介と中継ぎをしていただき、白蓮と縁のある緑区寸沢嵐(すわらし)在住の竹内さんにお話しをうかがうことができました。竹内さんは今まで、「白蓮について話を聞きに来た人は殆どいなかった」と、言います。私たちの取材のあと、新聞社からも取材があったそうですが、「白蓮の墓を巡り、孫文から始まる歴史を語る私の話を、これだけ詳しく記事にしてくれたのはアゴラだけだ」と竹内さんは言ってくださいました。アゴラは季刊なので速報性はありませんが、内容を詳しく伝えられるのが利点と思っています。
――広域交流拠点都市について
リニアの学習会に参加した際、市の「広域交流拠点都市」計画について発言する人がいらっしゃり、注目しました。自分自身もそうですが、市民のみなさんにもあまり知られていないのではと思いとりあげました。
――特集「伝え残す戦争」について
以前より、「伝え残す戦争」というコーナーを設け、不定期で戦争体験を掲載していますが、取材をする度に思うのは、戦争体験をされた方が高齢になっておられることです。戦争を体験された方がいなくなってしまう時代は遠くありません。「集団的自衛権の行使容認」など、再びの戦争が危惧される今、4人の方の戦争体験を詳しく掲載しました。取材させていただいた97歳の方は、「今まで戦争体験を語りたくても語る機会がなかった」と、取材を喜んでくださいました。
――今号を作り感じたこと
アゴラは「市民がつくる総合雑誌」というキャッチフレーズを掲げています。私たち作り手が市民ということもありますが、多くの市民のみなさんの協力によって作られている雑誌なのだということ、今号は、特にその点を、改めて強く感じました。
アゴラは市内一部書店で取扱われている。問い合わせは山田さん【携帯電話】090・7908・6978へ。
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