大槌小に継続支援
岩手県大槌町(おおつちちょう)は東日本大震災で町民の約1割にあたる1284人が犠牲になったという――。相模原南ロータリークラブ(西野勝弘会長)では、2011年5月から被災した大槌小学校に対して定期的な復興支援を行っている。メンバーの中村辰雄さん(中央区千代田在住)が指揮をとり有志を集め、現地を訪問。これまで「複写機贈呈」(11年10月)、「机贈呈」(12年9月)、「廊下造作」(13年12月)などを行ってきた。
14年12月、中村さんらは町内にあるオープンガーデン「ベルガーディア鯨山」の「森の図書館」内で、写真展を開催した。写真は中村さんが趣味で日本全国を旅した際に撮影したもの。写真展では各地の風景、国宝など約250点の作品が展示された。
以前中村さんが現地を訪れた際、同施設を管理するガーデンデザイナーの佐々木格(いたる)さんに写真を進呈したことがきっかけ。のちに佐々木さんから写真展開催を打診された。「大槌の人が見たことのない写真を見せたい。みなさんを少しでも癒すことができれば」(中村さん)
「がれき減ったが…」
写真展には大槌町教育委員会の後援もつき、今年6月には大槌小学校の1年生が遠足で立ち寄ることが決まったそう。今回の展示で11度目の訪問を行った中村さんは「復興は進んでいない。がれきがなくなっただけ。ローンを組める人は新しい家を建てているが、ご高齢の方はまだ仮設住宅に住んでいるよう」と被災地の様子を話した。
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