栄養のある食事を無料もしくは安価に提供し、参加者が集い食卓を囲もうと全国的に開催されている「こども食堂」。市内各地でも広がりを見せる中、相模大野南地域でも今年2月から継続的に開催されている。団体名は「こども食堂peco(ペコ)」。立ち上げから運営まで、中心として携わっているのは近隣大学の学生と卒業生だ。
食を「作る」楽しさ感じて
立ち上げは今年の2月。子どもの居場所づくりのためにと市内近郊で活動していた学生のボランティア団体のメンバーが中心となり、昨年末からこども食堂開催に向け動き始めた。市職員のサポートのもと大野南地区地域活性化事業交付金の助成を受け、南区保健福祉センター3階調理室を利用して、第2・4水曜の午後6時から行っている。参加費は大人300円、高校生150円、中学生以下無料。
「皆で食べるだけでなく安全な範囲で子どもたちが調理から携わることで、より主体的に参加できているよう」と代表の千葉ゆりのさん(22)。メンバーの一人で栄養士の資格を持つ崔(さい)春香さん(22)がその都度献立を考え、学生らはメニューごとに班に分かれて作っていく。工程の中で、混ぜる作業や盛り付けなど比較的簡単な作業は子どもたちもかかわる。回を重ねるごとに参加する子どもの数も増えているという。「資金面や人材面など継続していく仕組み作りが必要」と話す千葉さん。活動の詳細や食材提供など問合せは【メール】peco.sagamihara@gmail.comへ。
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