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相模原市 空き家活用に新たな一手 相談員派遣と物件登録

社会

公開:2019年6月20日

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 市内にある空き家の利活用を促進しようと、市は6月3日から、専門相談員の派遣事業と「空き家バンク」の受け付けを開始した。

 全国的に増加傾向にある空き家。5年に一度行われる住宅・土地統計調査によると、市内の空き家は2013年時点で約3万5920戸。前回調査時の08年は約3万3540戸で、総戸数に占める割合を示す空き家率も10・4%から10・6%と増加傾向にある。こうした状況を踏まえ、市は空家等対策計画に基づき実態調査や相談窓口の整備、空き家の利活用促進についてさまざまな取り組みを進めてきた。

有効活用の一助に

 相談員派遣事業は、相模不動産団体三支部連絡協議会の協力のもと実施する。同会の構成団体に所属する専門家(宅地建物取引士)が、実際に戸建ての空き家を訪問。目視や提供資料、空き家の状況を踏まえ、管理や活用について所有者に助言する。現地での相談対応後、相談員が作成した所見書が、市から所有者に送付される。先着順の受け付けで、予算額に達した時点で締め切られる。

 空き家バンクは、売買や賃貸を考える所有者が物件情報を「全国版空き家バンク」に登録し、利用希望者に情報提供する制度。登録は2年間有効で、審査を経た登録物件に利用希望がある場合、両者で交渉、契約を行う。

 市建築・住まい政策課の担当者は「空き家の一番の問題は、維持管理が行き届かず地域に悪影響を及ぼしてしまうこと。不動産として価値があるうちに、有効に活用する一助になれば」と期待を寄せる。

 両事業ともに、現在申込みを受け付け中。希望者は市ホームページに掲載されている申請書と必要書類を揃え、窓口か郵送で提出を。問い合わせは同課【電話】042・769・9817へ。

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