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相模原市商店連合会の会長に就任した 江成 二郎さん 中央区中央在住 63歳

公開:2020年9月10日

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難局打開へ突き進む

 ○…法人格だった相模原市商店連合会が解散し、事業を引き継ぐ形で6月に任意団体として発足した同連合会の初代会長を任された。厳しいコロナ禍での重責に「一人では何もできないが、組合員一丸となって商店街や連合会の発展に努めたい」と意欲を燃やす。

 ○…創業73年目を迎えた金物屋の4代目。幼いころから身近にあった金具を「おもちゃ代わりに遊んでいた」。地元の小中学校を卒業後、帝京大学附属高校を経て同大学法学部へ。大学で法律を学ぶうちに検事への夢を描くが「友達と遊んでばかりいたからね。早々に諦めたよ」と苦笑い。家業を継ぐのが「当たり前」だった時代、違う道を模索していた。それでも、卒業時には家業へ進む意志が固まり東京の大店(おおだな)に3年間の修業へ。「辛くて、実家に帰ることを常に考えていた」。膨大な名称を覚えるだけでも一苦労。構造や仕組み、使い方が身につくまでには時間を費やした。「毎日、要領が悪いと上司に怒鳴られて」。そんな時、支えになったのは今も連絡を取り合う寮友たち。仲間と共に汗を流し修業を乗り越えた。

 ○…駅前から中央へ店舗を移転したのを機に兄から会社を引き継いだ。中央商店街に所属し役員を務めながら、相模原金物雑貨商協同組合の立ち上げに尽力。「設立できた時はすごくうれしかったし、達成感もあった」。約10年間務めた会長職を今年勇退。その経験を生かし、今度は市内の商店街を牽引する。

 ○…コロナの影響で趣味の海釣りと山登りも自粛。恒例のサンマまつりも中止が決まった。現在は、街を活気づけるための代替案をメンバーと議論中だ。「地元商店街で安全安心な買い物ができるよう、仲間とこの難局を乗り超えたい」。前を向き、力を込めた。
 

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