相模大野図書館(杉山吏一館長)では先月から、夏休み期間中に利用者と近隣中高生に交流してもらおうと地域学校連携事業「どくしょの木」を実施している。期間は8月31日(水)まで。
近隣学校の司書と同館の職員が企画。おすすめ本のPOPやコメントなどを貼ることができる「どくしょの木」を生徒らが制作した。
近隣学校と連携
この事業は例年、相模大野図書館と近隣にある相模女子大学中学部・高等部、県立相模原中等教育学校、県立神奈川総合産業高校の3校が連携して行っている。生徒による表現の場を設けることで、図書館の利用促進や地域交流を活性化させる目的がある。コロナ禍前は生徒と幼児が交流するイベントなどを開いてきたが、感染症対策として、接触を避けながら誰もが自由な時間に書き込めるコメントカードを活用して交流を図れるように、と昨年初めて実施した。
「どくしょの木」は3本描かれ、2階エントランスの壁に展示してある。また、生徒らがイベント告知用のポスターも作り、館内に掲示した。3種類の「どくしょの木」は▽中高生が子どもに向けておすすめする本▽中高生が中高生におすすめする本▽大人から中高生におすすめする本--の3つの項目に分けられている。
連携校の生徒が同じ中高生や子どもに薦めたい本を紹介するコメントを貼り、本を読んだ利用者が感想などを書いて自由に貼ることができる。また、成人の利用者が中高生に推薦したい本も記入してもらい、中高生が感想のコメントを残すという形で交流を促す。
推薦図書の展示も
展示終了後には「どくしょの木」に掲載された推薦図書の特集展示を9月9日(金)から30日(金)まで同館で開催する。その後は各学校を順番に回る巡回展示を行う。
企画を担当した同館の齋藤美帆さんは「昨年の企画を思い出してコメントを貼ってくれる方が増えている。夏休み限定の企画なので、ぜひ来てほしい」と話していた。
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