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ふくろうの会 がん患者の本音、赤裸々に 3冊の文集「経験誰かの役に」

社会

公開:2024年1月18日

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座談会形式でまとめられる体験記
座談会形式でまとめられる体験記

 がん患者の体験記や本音をまとめる文集が北里大学病院で無料配布されている。制作するのは「相模原がん患者・家族語り合いふくろうの会」。文集は2021年に創刊して以来、毎年発行し、現在3冊に及んでいる。

 ふくろうの会は北里大学病院や他の病院、施設などで活動していた患者と遺族が有志で集まる。現在の会員数は9人。第1月曜日にユニコムプラザで定例会を開催し、自身の経験を話すなどの活動をしている。

「夫の愚痴」も

 昨年発行した第3号のテーマは「女性のがん・女性ががん」。会員7人の体験談をまとめた。

 抗がん剤の副作用による末梢神経障害で、冷たいものに触れられないときの家事の辛さ、その辛さを理解せず家事に協力しない夫への不満。頭髪の抜け具合や扱いやすいヘアスタイル、自身の病気を子どもにどう伝えたかなど、リアルに綴られている。

 同会の高橋ゆかり代表は「『なるほど』と感じてくれたり、共感してくれたり、自分たちの経験が誰かの役に立てるなら」と発行への思いを語る。

 高橋さん自身も3つのがんを経験する。高橋さんは「がん患者は孤独感を抱える。だけど引きこもっていてはもったいない。同じような経験をしている方に、あなただけではないということを伝えたい」と語る。

 文集希望者は北里大学病院1階けやきライブラリで手に入れるか、同会へ問い合わせを(【携帯電話】090・3069・2835/高橋さん)。不在時は留守電メッセージまたはショートメールでも対応する。

ふくろうの会の代表の高橋さん
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