相模女子大学「第43回相生祭」大学祭実行委員長 吉田彩月(さつき)さん 横須賀市在住 19歳
”乙女系”その内面は「男前」
○…8つの大学・短大がキャンパスを構える相模原にとって、学祭の時期は、いわば”トップシーズン”。中でも、相模大野周辺は、活気に華やぎが混じった独特の雰囲気に。南区文京の相模女子大学の「相生祭(あいおいさい)」は、幼稚部から大学までが一丸となった学園祭。40年以上、街とともに進化してきた。大学部門だけでも、実行委員会は200人余り。今年、その大所帯を統括する立場に。「昼休みに学祭準備室に顔を出すと、相談事が絶えないので、必ずランチを食べ損ねます」。
○…ほんわかした第一印象に、「コイバナ好き」という”乙女”ぶり。一方で、実行委員からは、「和気藹々とした空気を作るのがうまい。今年の大学祭の魅力のひとつは、委員同士の仲の良さ」と手腕を認められる存在だ。「イザというときは、迫力があるし、ビシッと注意も飛ぶ。実はけっこう男前」との人物評も。
○…面倒見の良さは、地元・横須賀での中学・高校時代から。中学では、吹奏楽部の副部長を務めた。高校では、文化祭や体育祭の実行委員会で、率先して校舎の装飾を担当。「親には『遊びすぎ』って言われています。姉も高校時代、生徒会の副会長だったので、お祭り好きは”血統”かも」。
○…日本語日本文学科の2年生。万葉集や古事記などの、いわゆる上代文学の研究にいそしむ。「最初は全く意味が分からない歌も多いんです。でも、言葉や品詞をコツコツ分析していくと、パズルが解けるように、理解できる瞬間があるんですよ」とその魅力を語る口調は、瞬く間にヒートアップ。将来の夢は「司書の資格を取って、今の研究が繋がることを。でも、まずは相生祭の成功!」。当日は、実行委員を探すアトラクションに出演!?「私のことも、ぜひ見つけて下さいね」。
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