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次世代に届け「平和の願い」 相武台公民館で展示

社会

公開:2017年7月13日

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【上写真】日の丸の旗の前でパネルを持つ実行委員会の涌田佑委員長(右)と矢野健治副委員長【下写真】池崎清子さんの父親が戦地から送った軍事郵便
【上写真】日の丸の旗の前でパネルを持つ実行委員会の涌田佑委員長(右)と矢野健治副委員長【下写真】池崎清子さんの父親が戦地から送った軍事郵便

 相武台公民館(南区新磯野)で7月15日(土)から、「戦争と平和展」が初めて開催される。地域住民に呼びかけて集まった、「武運長久」の寄せ書きが記された日章旗や、戦地から家族にあてられた手紙など、貴重な品が数多く展示される。

 今から2年ほど前、同公民館の職員が近隣に住む池崎清子さんから「父が戦地から送ってきた手紙が数多くある。何か役立てられないか」と話をもらったのが、今事業のきっかけ。公民館として、どのように取り扱うか悩んでいたところ、相武台で発見された焼夷弾の破片などを持つ郷土史家・矢野健治さんから同様の話が舞い込んだ。そこで歴史研究者の涌田佑さんにも相談を重ね、公民館を会場に展示会を開くことを検討。今年4月、2人を中心に実行委員会を結成し、「子どもたちにぜひ見てもらいたい」との想いから、夏休み中に「戦争と平和展」を開催することを決めた。

 地域の人にも参加してもらおうと、同公民館区内の回覧板を利用して、「戦争」に関係するものを募集。結婚後まもなく軍艦「熊野」に配属された夫が妻にあてた8通の手紙、家族や知人が名前を連ねた無事を祈る日の丸、戦後に国から支給された「引揚者通帳」や実際に使用された防空頭巾など、9人から貴重な品々が寄せられた。

8月20日まで開催

 展示は8月20日(日)まで。池崎さん提供の手紙189通を中心にした「軍事郵便」や、先述の「地域提供品」、児童・生徒に向けた手作り解説パネルなども用意される。期間中の毎週日曜日には「原爆被害」「学童疎開」「元零戦パイロットの話」などギャラリートークも企画。8月18日(金)午後3時からは被爆体験者・小野英子さんの講演会も予定されている。展示は午前9時から午後5時(初日は午後1時、最終日は正午まで)。問合せは同公民館【電話】046・256・3700へ。

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