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八王子市 ごみ増加「分別徹底を」 収集車火災も 「有害」に注意

社会

掲載号:2020年5月28日号

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ごみを広げて鎮火を確認する様子=まごころ清掃社提供
ごみを広げて鎮火を確認する様子=まごころ清掃社提供

 外出自粛の影響から、普段はできない自宅の片づけを行う人も多いようだ。市によるとごみの量が全品目で増加している。そんな中、ごみの分別の仕方がわからずにスプレー缶など「有害ごみ」として扱うべきものが「不燃ごみ」として捨てられているケースがあり、収集車の火災も発生した。市では注意を促している。

 全13品目で3月と4月は昨年同月と比べて増加した。「不燃ごみ」は減少傾向が続いていたものの、4月は24%と大幅に増加。また、弁当のテイクアウトなどで増えたとみられる「容器包装プラスチック」は11%増加(4月)。ネットショッピングなどで増えたと思われる「ダンボール」も20%増加(4月)。中でもライター、スプレー缶、電池などの「有害ごみ」は40%増加し(3月)、外出自粛の中、要らないものをまとめて処分する人が増えたと思われる。

1日で2件

 そんな中、5月5日には1日で2件の収集車の火災が発生した。中身を調べた結果、有害ごみが確認されたという。「収集車はごみを押し込むためにプレス(圧縮)する。その摩擦で火花が散ってガスなどに引火したと考えられる」と市のごみ総合相談センターの担当者は説明する。市では有害ごみの回収について2013年からプレスをしないトラックで行う現在の形にし、火災は以前の3分の1ほどになったが、現在でも年間5〜6件ほどあるという。八王子を含め他市でも業務委託を受けている(株)まごころ清掃社(長房町)では「当社だけでも年間10件近く発生していて、大変危険な状態」と話す。火災の際には、消防署が鎮火を確認してから原因を究明するため、少なくとも1時間はロスが発生するそう。

「ありがとう」の声

 なお、新型コロナウイルスについて、ごみからの感染リスクがある作業員を守るために市は「マスクは一度別の袋に入れた上で捨ててください」と訴えている。また、きちんと袋が結べる量に抑えることや、収集中に破裂しないように、できるだけ空気を入れずに縛ることを求めている。

 一方で、ごみ袋に「大変な時期に収集してくれてありがとう」などのメッセージや手紙を添えてくれる市民も増えているそう。「普段はあまり聞かない話です」(同センター)。Eメールでも届くという。

 委託業者の一社である(株)完山(さだやま)金属(館町)の完山一範社長は「緊急事態宣言発令中でも市内のごみの収集を止めることはできません。収集中はつらいことや嫌なこともたくさんありますが、励ましやお礼のメッセージを見て作業員も感動しています」と話した。

ごみ袋に張られていた感謝のメッセージの一例=完山金属提供
ごみ袋に張られていた感謝のメッセージの一例=完山金属提供

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