古典フラ教室の代表で、20日にイベント「四谷おたふく市」を開く 大滝 由美さん 四谷町在住
向き合い知った達成感
○…25年ほど前、たまたまハワイで見かけて心を奪われた。「シンプルで荘厳。自然への感謝の気持ちを込めた思想などにも惹かれました」。その後、没頭し16年ほど前から指導者に。「ハワイで教わったままのもの。歴史や背景なども教えています」。大楽寺町と横山町に教室を構え、およそ100人の生徒を抱える。「勉強などそれまで嫌と思うことは避けてきました。それがフラだけは違った。初めて向き合うことができました」
○…小学生の頃から活発でリーダーシップがあった。大掃除の際、担任に壁のペンキ塗りを提言しみんなで実行したこともある。中学生になると「外へ出たい」という思いが強くなり、そのために猛勉強し希望の高校へ進学。その後は「人間が造るもの中で最も寿命が長い」と考えた建築の道へ。商業施設の建築デザイナーとして活躍した。
○…生まれ育った四谷でイベントを開く。ここ数年、近隣の加住や恩方で始まったイベントに携わる中、「四谷はちょうどハブ(中心)になりうる場所。どちらの入口にもなるようなものを」と企画した。「町会のおまつりは町会の人しか会えないことが多い。老若男女が集まり交流が生まれれば」。イベント名にある「おたふく」は「私の顔のこと」と笑う。
○…古典フラは300年前からのものだが今もその解釈などに発見があるそう。ハワイへは毎年必ず1度は行く。「再発見を積み重ねた今のフラを知りたい。外国のことだから知らなくていいというのは言い訳にならない」。向き合い正面から接することで「学ぶことは楽しい」と達成感を覚えることができた。「まだやりたいことが何ひとつできていない」。将来は八王子西部に「本気で働く女性のスペース」を作りたいと考えている。
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