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八王子版 公開:2021年6月17日 エリアトップへ

立川市で学友と版画作品を展示している 三宅 葵さん 市内在住 22歳

公開:2021年6月17日

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手間かけ深み 鮮やかな色面

 ○…この春、大学院へ進学すると早速、教授から誘いを受けた。「院まで来たので自主的に発表していきたい。他人に見せても恥ずかしくないものを作れるようになってきたかな」と出品を決めた。鑓水にある多摩美術大学大学院の美術研究科1年生3人で作品を披露している。「たくさんの方に見てもらいたい。刺激を感じてもらえたら」

 ○…広島県の出身。幼い頃から「いつも何かを握って描いていた」というほど絵が好きだった。小6の担任から美大の存在を教えてもらい、美術の道を意識するように。中学では吹奏楽部、高校は馬術部に所属し幅広い感性を養った。受験は「5美大」を志望。「本当は平地の学校が良かったのですが…」と、起伏が多い多摩美の環境について笑う。

 ○…作品には必ず動物が登場し、そのテーマは「動物と暮らす生活」がほとんど。実家では犬、猫、亀などがおり「動物園のよう」だったそうで、ひとり暮らしの現在は保護猫を1匹飼っている。昨年あった「10万円の給付金」はペットの歯の治療費にあてた。毎日のパートナーでありモデルでもある大切な存在だ。一方、アニメも好きでエヴァンゲリオンや「魔法系」をよく見るそう。ドレスをまといコスプレも楽しむとか。

 ○…とにかく作品に手間をかける。版画は色ごとに版を作るが、一般的に多くても10くらいという。「一つの作品に同じ色は使わない。70版100色くらい作ります」。結果、作品に独特の深みが生まれる。「色面の形が優れている」とよく評価を受けるそう。現在は制作に没頭する日々で朝9時から午後6時まで、許される限り学内で作業を進めている。将来については作家になることだけには拘らず「自由な心を忘れないでいたい」

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