宮山の農家、杉崎保明さん(73)は昨年末から苺の出荷で忙しい。受粉用のミツバチが羽音を響かせる温室で鮮やかに色づくのは「かおり野」と呼ばれる香り高い品種。わいわい市のほか、和菓子店にいちご大福の材料としても納入している。
町内では4軒ほどのイチゴ農家があり、70年以上生産を続ける農家も。イチゴの産地として知られる静岡県に栽培指導に行った先人もいた。杉崎さんは50年前から農作業が少ない冬の仕事として始めた。昨年は夏の暑さや台風にも悩まされたが無事収穫期を迎えた。作業は5月まで続く。
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