茅ヶ崎市は、施設の老朽化などを理由に、寒川町と同市を管轄する「茅ヶ崎市保健所(茅ヶ崎市茅ケ崎1の8の7)」の新設・移転に向けた準備を進めている。
新たに整備されるのは「地域医療センター(同3の4の23)」の南側で、医師会など関係機関との連携強化を図る。2026年度の供用開始を目指す。
現在の保健所は、市が2017年に保健所政令市となった際に開設され、地域住民のための健康相談や健診事業を行う保健センター機能を兼ね備えている。しかし、現在の施設は1971年の完成から50年以上が経過し、施設の狭さや老朽化が課題となっていた。
加えて神奈川県平塚保健福祉事務所茅ケ崎支所を借用し運営しており、無償貸与期間を過ぎた今年度からは、所有者である県に約700万円の使用料支払いが生じている。こうした状況を受け市は「市民のニーズに即した、より機能的で充実した施設整備を行う必要がある」として、新しい保健所・保健センター整備の検討を始めた。
整備地については、医師会などの入る「茅ヶ崎市地域医療センター南側敷地」と「現在の敷地」を中心に検討。「医師会などと隣接し連携がとりやすい」ことなどから、地域医療センター南側敷地に決定し、今年1月の市議会全員協議会にも報告された。
事業用地は敷地面積約3306平方メートル、建物延べ面積は約4400平方メートルを想定。今後は7月に新築設計業務委託契約を結び、来年6月までに基本設計・実施設計を策定。同12月から26年6月まで建設工事を行い、同年度中の供用開始を予定している。
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