古尾谷さんに県民功労賞 民生委員児童委員として21年に渡り活動
神奈川県県民功労者表彰が6月4日に県庁で行われ、寒川町から一之宮在住の古尾谷久枝さん(73)が受賞した。
65回目を迎え、県内の46人5団体が表彰された今年度。古尾谷さんは、民生委員児童委員として21年間に渡り地域福祉活動に貢献してきた功績が認められ、今回の受賞となった。
茅ヶ崎で生まれ育ち、結婚を機に寒川へ引っ越してきたという古尾谷さん。「委員として活動したおかげで、寒川を知ることができました」と話す。1989年、当時の自治会長の推薦で、民生委員児童委員に就任した。地域と各福祉機関とのパイプ役として、住民の相談に応じ、住民が自立した生活ができるよう支援を行うのが役目。「話下手なので、聞き役になることの方が多かったですね」と話す。
受賞を知ったときは「びっくりしました。式当日に、今回は寒川から選ばれたのは私1人だと知って、立派な方たちに囲まれ本当にいいのかとも思いましたけど」と振り返る。「仲間や先輩たち、家族の協力に助けられてここまで来ました。受賞は皆さんのおかげ」と話す古尾谷さん。民生委員児童委員として過ごしてきた間に築かれた絆は、今も大切な財産となっている。
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