流鏑馬（やぶさめ）で天下泰平を祈願 寒川神社
馬場を駆け抜ける射手
寒川神社で９月19日、流鏑馬神事が行われた。
毎年９月20日は寒川神社の例祭であり、境内一円で様々な催しが行われている。その前日に行われる流鏑馬神事は、天下泰平と五穀豊穣を祈念するものだ。
同神社での流鏑馬神事の歴史は古く、鎌倉時代から社人小菅家が奉行として行ってきた。昭和に入り武田流に受け継がれ、現在は武田流（社）大日本弓馬会が射手を務めているという。
当日は、同神社の馬場に町内外から多くの参列者がつめかけた。鏑矢奉献（かぶらやほうけん）の儀や天長地久の式、奉射式的（ほうしゃしきのまと）などの儀式が行われ、流鏑馬神事のメインとなる競射へ。
射手は馬に乗って馬場を駆け抜けながら、備え付けられた３つの的に向かって順に矢を放っていった。参列者の中には、目の前を駆ける馬のスピードに驚く人も。見事、的中させた射手には、参列者から大きな拍手が贈られていた。
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