寒川町人権擁護委員会が6月26日、一之宮小学校で人権教室を開催した。
小学生が楽しい学校生活を送るため、クラスの友だちをはじめとする他者に対する思いやりや優しさの重要性などを理解してもらうことが目的。当日の内容は「いじめをなくし楽しい学校生活を送るために」と題し、紙芝居「白い魚とサメの子」の上演も。2年生2クラスで実施した。
人権に対する根本的な考え方を理解してもらうことを目的としたこの教室。まずは優先席や点字ブロック、またエレベータの中にある階数ボタンの点字などの写真を見せたり、白杖や点字絵本などの小道具も用いながら、社会には様々な人がいることを説明。次に「白い魚とサメの子」の紙芝居を見てもらい、鑑賞後に「感動した」「泣きそうになった」など子どもたちから感想が上がり、紙芝居の趣旨が浸透している様子がうかがえた。
最後に、法務省の人権イメージキャラクター「人権あゆみちゃん」の人形が登場するサプライズも。子どもたちは「人権まもる君」人形と「人権あゆみちゃん」人形のキーホルダー、どちらか1つがプレゼントされ「友だちとけんかしてしまったときに約束を思い出してくれれば」と関係者は話していた。
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