8月27日告示、9月1日投開票の日程で行われる寒川町長選挙で、元町議の三堀清廣氏(67)が8月2日に立候補の意思を表明した。町長選の動きとしては、現職の木村俊雄町長(69)が2ヵ月前に3選に向け出馬を表明。8月1日の立候補予定者向け事前説明会も木村氏の陣営だけだった。翌日に三堀氏が役場を訪れ、無風の公算は一転。選挙戦が濃厚となった。
取材に対して三堀氏は「町長選への意思は以前から胸に秘めていた。次世代のために働きたい」と語った。町の教育について「幼児教育の補助や小学生の英語教育(スピーキング)に力を入れるべき」とし、道路の安全向上を視野に入れた一方通行の検討、水害対策として標高の高い土地の宅地活用、また田畑の維持保全の必要性を語った。
寒川出身で明治大建築学部卒業。平成11年の町議補選で当選し、4年前の県議選前に辞職。現在は田端在住で、設計事務所の所長を務めている。
2011年の町長選では前町長の山上貞夫氏と木村氏の一騎打ちとなり、木村氏が327票の僅差で初当選。2015年の町長選では木村氏が石黒昭雄氏に約5千票差をつけ、再選している。
(8月2日起稿)
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