寒川の建築組合が1月22日にとんかつ水龍で「太子講」を開いた。
年1回の行事で、町内の職人ら約25人が聖徳太子の肖像の前に集い、柏手を打って酒を奉げた。匠たちが聖徳太子を敬うのは、法隆寺などの寺院の建立などを通じ職人を育てた事から。1月22日は太子の命日にちなみ、会場には若い太子の姿の掛け軸を祀るのがならわし。建築組合では技術についての情報交換や親睦のために長年続けており、以前は泊りがけで開くこともあったという。中村光良組合長は「令和は人々が美しく集う中で文化の華が咲くという解釈もある。こうして集いながら建築文化を未来につなぎたい」と呼びかけた。
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